71年ぶり最速10敗の屈辱 巨人が“接戦に弱い”元凶をOB指摘
巨人は昨15日の広島戦でリーグ最速の10敗目を喫した。開幕15試合目までの10敗(5勝)は、1947年の14試合目以来、71年ぶりの屈辱だ。
2―2の七回から登板した上原が広島・菊池に勝ち越し本塁打を許すなど3失点。3点ビハインドの九回に1点差まで追い上げたものの、1死満塁から3番ゲレーロが投ゴロ、4番マギーが一直に倒れジ・エンド。あと1点が届かなかった高橋由伸監督(43)は「中軸で勝負という形まで持っていったけど1本が出なかった」と唇をかんだ。
この日で対戦が一回りした。巨人は10敗全てで先制点を奪われ、3点差以内で2勝7敗と接戦にめっぽう弱い。2敗目の上原は「打たれているわけだから良くはない」とうなだれたが、悪いのはリリーフ投手だけではない。
現在リーグトップのチーム打率.271の打線にも問題がある。3点差以内の9試合で七~九回の終盤3イニングに挙げた得点は、この日の2点を含め、26回で7点。1イニング平均で0.27点と接戦の終盤に打線が援護できていない。巨人OBで評論家の高橋善正氏がこう言った。