単独最下位の巨人4番 ゲレーロが守備には一生懸命なワケ
昨季の本塁打王から一発が出ない。
巨人の新助っ人、アレックス・ゲレーロ(31)。11日のDeNA戦でもチャンスメークはした。「4番・左翼」で出場し2打数1安打3四球で4度出塁。打率は.263だが、開幕から11試合で本塁打ゼロ、打点1と、巨人の第88代4番としては、やはり期待外れである。
昨季は中日で35発を放って本塁打王。「(狭い)東京ドームなら50発は打てる」と豪語し、2年総額8億円で巨人へ移籍した。高橋由伸監督からはもちろん、「勝負を決める一発、勝負を決める打点」を求められている。
オープン戦では5本塁打と打ちまくり、開幕前の激励会で渡辺恒雄読売新聞グループ本社代表取締役主筆に「ゲレーロさんはわずかな間に本塁打を5つ打っている。どう考えても今年は昨年(4位)のように皆さんをガッカリさせることはありません」と褒められた。が、いざフタを開けてみれば、4番の働きができていない。
■古巣中日でもウワサに
ただ、守備はいい。開幕から左翼で1失策。入団前に懸念された緩慢プレーなどは今のところ見られない。「それどころか、ダイビングキャッチを連発したり、キビキビ守っている印象。対戦した時、ゲレーロはどうしちゃったんだ? とベンチでウワサになりました」と古巣中日の選手を驚かせているのだ。