ミス続出の阪神 原因はコーチに甘い金本監督の指導力欠如
阪神は先発のメッセンジャー(36)が、二回途中に球審への暴言行為で退場処分。序盤にエースを欠く誤算もあり、広島に完敗した。
開幕から11試合を消化し、6勝5敗の2位タイは上出来といえる。というのも、ここまで草野球みたいなつまらないミスが続出しているからだ。象徴的なのは10日の広島戦だった。初回の無死一、二塁で糸井の右翼への大飛球を二走の高山が見失いタッチアップできず、三回には重盗を試みた二走の西岡が途中で止まり、一走の糸井が憤死。五回には、丸の二ゴロを西岡が二塁へ悪送球し、併殺崩れで追加点を許した。その裏、ロサリオの長打に一走の糸井が全力疾走を怠りホームでアウト。
この試合は広島投手陣の自滅にも助けられ4―3で勝ったものの、金本監督は「これでよく勝てたなと思う。こういうプレーしても勝てるんだと、絶対思ってはいけない」と言って怒りを抑えていた。目立ったミスはこれだけではない。
4月1日 高山がゲレーロのライナーを落球。
4日 鳥谷が初回にバント失敗。
6日 藤浪がバント処理の悪送球、ホームへ暴投。