守護神サファテも抹消…ホークス救援陣“傷だらけ”の元凶
ついには、絶対的守護神まで消えた。
故障者が続出するソフトバンク。18日には、昨季まで2年連続全試合出場の6番・中村晃に加えて、完全無欠のストッパー・サファテも登録抹消された。右股関節に強い張りを訴える守護神は、米国での検査を希望。近日中にも日本を離れ、長期離脱の可能性も囁かれている。
開幕前後に次から次へと捕手陣がケガに見舞われる異常事態が発生し、同一リーグの日本ハムから金銭トレードで市川を緊急補強したばかり。だが、それ以上に深刻なのはリリーフ陣だ。
昨季のMVPでプロ野球記録の54セーブを挙げたサファテだけでなく、セットアッパーの岩崎、五十嵐も故障で欠いている。
地元マスコミ関係者がこう言った。
「岩崎は右ヒジの異常で12日に手術を受け、復帰までに3カ月。五十嵐は椎間板ヘルニアの疑いでキャンプから離脱している。2人は昨年、それぞれ72試合、46試合に登板してフル回転。昨季66試合に投げたサファテも4年連続で60試合以上に登板している。いずれも、登板過多が心配されていました。もっと言えば、2016年に58試合を投げたスアレスも昨年4月に右ヒジの靱帯再建手術を受け、復帰のメドが立っていない。工藤監督はそもそも先発を早めに交代させるこらえ性のないタイプで、信頼の置ける特定のリリーフ陣に負担が集中してしまう継投をする。その弊害が一気に噴出してしまったという見方がチーム内にもあります」