大谷「中5日計画」の裏にソーシア監督“政権延長”への野望
大谷もまた、ソーシア監督には続投してもらいたい。30球団の中から、あえてエンゼルスを選んだのはソーシア監督の存在が大きかった。監督が長期政権だけに、自分がプレーするうちは起用法を含め長い目で見てもらえると踏んだのだ。
オープン戦の成績は投げて防御率27.00、打って打率.125。米メディアからはマイナーに落とした方がいいとの声も上がったものの、オープン戦の数字は問題ではないと開幕後も二刀流で起用された。そんなソーシア監督のためにも投打にフル回転したいし、そうすることがチーム成績であり、ひいてはソーシア監督のさらなる長期政権につながる。
■疲労はすでにピーク
とはいえ、その分、負担は増す。
メジャー1年目。プロ野球の統一球と比べて大きく滑りやすいメジャー公認球や硬いマウンドへの対応、専用機で5、6時間かかることもある長距離移動や東西で3時間異なる時差、キャンプからほとんど休みなしのハードな日程……過去に海を渡った日本人選手、特に野手は1年目のこの時期は疲労困憊、目覚まし時計をセットしても起きられないこともあるという。