貧打だけじゃない 阪神の4位転落は拙守失策にも原因あり
阪神は17日のDeNA戦に敗れて4位に転落。8日の巨人戦に9―0で快勝してから1勝6敗と精彩を欠いている。リーグワーストのチーム115得点で、貧打が勝てない原因になっているが、ライバル球団のスコアラーは、「守備のもろさも影響しているはずです」と、指摘する。
「阪神は投手力はリーグ屈指ですが、昨季はリーグ5位の82失策で、今季も同5位の23失策。前年を上回るペースで量産している。センターラインが固定できず、記録に残らないミスも少なくない。二塁は打撃重視で日替わりメンバーだし、遊撃は糸原が固定されるかと思ったら、若手の植田を起用したり……。これでは投手も投げにくくて仕方ないでしょう。センターラインが固定されて上位にいる広島、巨人との差は大きい」
この日は、ロサリオが平凡なゴロをトンネルしたり、お手玉したり(記録は1失策)。16日の試合では三塁大山の失策から失点につながった。
打てない上に守れないのだから、阪神の投手はやってられない。