今季1勝4敗の天敵・広島と2連戦 巨人に漂うピリピリムード
巨人が22日から天敵・広島との2連戦を迎える。
現在首位を走る広島に巨人は昨季7勝18敗。大きく負け越したことでBクラス4位に沈んだだけに、オフから「広島対策」を重要視してきた。
鹿取GM自らスコアラー室長を兼務。情報がきめ細かくなるよう、スコアラーをかつての担当制に戻し、ヤクルトで広島担当を務めていた志田スコアラーを招聘した。高橋由伸監督は「広島戦を何とかしないといけない」と意気込んで今季に突入したものの、これまで1勝4敗。相変わらず分が悪いのだ。4敗のうち1点差が3試合、2点差が1試合と何とか接戦には持ち込んでいるものの、由伸監督は「接戦を求めているわけでも、求められているわけでもない。何とか勝ち切らないと、なかなか差は埋まらない」と話している。
昨季は前半戦を折り返すタイミングで田畑一軍投手コーチがスコアラーに転身するなど、4コーチの配置転換が敢行された。この時、鹿取GMは「広島戦3勝11敗。5割ならこうなっていない。スコアラーの強化を図って田畑くんに入ってもらい、広島専従でやってもらう」と理由を説明していた。しかし、その田畑スコアラーは今季からヤクルトの投手コーチに就任。さるチーム関係者がこう言う。