日大アメフト悪質タックルの根底に内田前監督の“嫉妬心”
日大アメフト部員による悪質タックルの深層が見えてきた。
悪質なタックルが内田正人前監督(62)ら首脳陣の指示に起因することは、関東学生アメリカンフットボール連盟の調査の通り。だからこそ内田前監督は「除名処分」を食らったが、なぜ、選手をそこまで追い込まなければならなかったのかという疑問は残る。
内田前監督は03年からアメフト部の指揮を執り、16年に一度、退任。そもそもが選手を精神的に追い込んで力を引き出すという前近代的な指導法とはいえ、「1年後に復帰して以降は、以前にも増して選手にきつく当たるようになった」(日大の元評議員)という。
■「27年ぶり日本一は前任者のおかげ」
内田前監督が復帰するまでの1年間、アメフト部の指揮を執ったのは日大OBでコーチ経験もある高橋宏明氏。高橋氏が監督を務めた1年間は結果こそ出なかったものの、「昨年、27年ぶりに甲子園ボウルを制したチームの礎は高橋氏が築いたといっても過言ではない」と前出の評議員がこう言った。