英紙も警告 2020年の東京五輪は“殺人オリンピック”になる
「東京五輪で人が死ぬんじゃないか?」――。さすがに心配する声が噴出している。日本列島は連日の猛暑。16日までの3連休中に全国で14人が熱中症で死亡し、5616人が救急搬送された。
心配なのが2年後の東京五輪だ。
五輪は7月24日から8月9日までの真夏に開催される。この暑さの中で競技を行うのは、どう考えても無謀だ。しかも“暑さ対策”はほとんど進んでいない。
「東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会」は昨年4月、有識者などによる「暑さ対策検討委員会」を発足。4回の会合を開いたものの特筆すべき前進はない。
「会場の外のお客さんのためにヒサシを設営して日陰をつくるとか、大型扇風機やミストの設備を導入する案などを検討しています。入場を待つ際に蛇腹状に並ぶと暑さがこたえるので他の並び方に変え、20分以上お待たせしないようにしたいと考えています」(組織委員会戦略広報課)
要するに、これといったアイデアがなく、どれもまだ検討中の段階なのだ。