戦い方熟知 夏の甲子園でモノを言うのは連続出場の経験値
「甲子園でも勝つような学校は、甲子園での戦い方を熟知している。風向きや歓声が、どうプレーに影響するかといったことも含めてね。初出場校の選手は試合が始まっても地に足が着かず、気が付いたら大量点を奪われていたなんてこともザラですから」
こう言うのは西日本にある甲子園常連校の監督だ。
「だから何年も連続して夏に出たり、春夏連続出場の学校は、たとえ前回、初戦でボロ負けしていたとしても要注意。チーム内に甲子園を経験した選手がいることは大きな強みになる」
18日は40地区で予選が行われ、昨夏の甲子園で優勝した花咲徳栄(北埼玉)、8年連続出場を目指す作新学院(栃木)、3年連続出場を狙う山梨学院(山梨)が4強入り。3年連続出場のかかる盛岡大付(岩手)、木更津総合(東千葉)はベスト8に進んだ。
2年連続出場を狙う明桜(秋田)、大垣日大(岐阜)、明豊(大分)、3年連続を目指す横浜(南神奈川)、春夏連続出場のかかる富島(宮崎)なども勝ち上がった。西日本豪雨によって去る17日、10日遅れで開幕した広島の広陵は昨夏の準優勝校だ。
ここで名前の挙がった学校は、いずれも甲子園の経験値が髙いとみていい――。