ZOZO騒がれた日の皮肉 老舗球団は新興勢力に5年で抜かれる

公開日: 更新日:

■老舗球団のフロント幹部は親会社からの出向組

「フロントにいかに優秀な人材を置いているか、ここに差を感じます」

 こう話すのは、横浜、MLBで球団職員を歴任、現在は東京五輪で正式種目になった3人制バスケットチーム「セカイエ」のGMを務める小島克典氏だ。

「80年代後半に金融系のオリックスが参入し、その後、ソフトバンクなどのIT企業が次々とオーナーに就いた。時代の流れの中で、経営手法にも変化が必要になっている。巨人阪神は今も、親会社からの出向組が大半です。IT系の球団は親会社と同様、業界の垣根を越えて優秀な人材をヘッドハンティングし、要職につけている。たとえばDeNAの岡村社長は東大出身の総務官僚だった。親会社の人間、元選手といった地位や肩書にこだわることなく、業界の垣根を越えた活発な人事が、球団の発展を支えている。メジャーでは日常的に行われていることで、近年は異業種出身者がオーナー直属のベースボールオペレーション(野球運営部門)の社長になり、編成部門を仕切ることで結果を出す球団が増えています」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  2. 2

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 3

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  5. 5

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  1. 6

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  2. 7

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  3. 8

    雑念だらけだった初の甲子園 星稜・松井秀喜の弾丸ライナー弾にPLナインは絶句した

  4. 9

    「キリンビール晴れ風」1ケースを10人にプレゼント

  5. 10

    オリックス 勝てば勝つほど中嶋聡前監督の株上昇…主力が次々離脱しても首位独走