レアード離脱、優勝遠のき…日ハム清宮は今季終了まで一軍
完敗だった。
19日、3位日本ハムが首位西武に4―12で敗れ、ゲーム差は9・5に開いた。試合前には、中軸のレアードが左腹斜筋肉離れによる離脱が決定。ゲーム復帰まで3~4週間かかるというから、チームにとってはダブルパンチだ。
優勝がはるか彼方に遠のいたからなのかどうか、8月下旬から一軍帯同している清宮は、このまま公式戦終了まで一軍で経験を積むことになりそうだ。
昇格直後には立て続けに3本塁打を放ったものの、ここ最近はライバル球団に研究され、自慢の長打は鳴りを潜めている。
ただ、日本ハムはレアードが離脱しただけでなく、助っ人のアルシアも打率・222、13本塁打、40打点と低調で、なおかつ故障がち。清宮や浅間がスタメン起用されるケースが増えている。
「清宮が一軍昇格した時点で、故障していた右肘は完治していなかった。二軍ではアーチを量産していたため、指名打者として打撃だけでも貢献できると首脳陣は踏んだ。アルシアを起用するよりも、若い清宮を使った方が今後のチームにとってプラスになる。清宮は今、思うような結果は出ていませんが、打撃に関してはすでに一軍レベルで腕を磨く段階に入っている。さらに、チームが優勝争い、CS争いをする緊迫感のある中でプレーすることは、清宮にとってもこの先、貴重な経験になるはず。一軍の1打席の重みは、二軍のそれとは全然違いますからね」
とは、日本ハムOBだ。