日本女子OPでV3狙う 畑岡奈紗の敵は韓国人プロと難コース
「畑岡奈紗(19)が3連覇に挑むということで注目の大会ですが、昨年ほどスコアは伸びないでしょうね」
日本女子オープン(27日開幕・千葉CC野田C)を前に、あるツアー関係者がこう言った。
畑岡は一昨年、17歳で史上初のアマチュア優勝を成し遂げると、昨年は40年ぶりに連覇を達成。今季は19歳5カ月という日本勢最年少で米ツアー初優勝も手にした。3連覇となれば、第1回大会(1968年)から4連覇した樋口久子以来の快挙だが、今年は米女子ツアー賞金ランク4位(1勝)のユ・ソヨン(28)が参戦。2016年3位、昨年2位の申ジエ(30)や、15年に日本女子オープンに優勝したチョン・インジ(24)も2度目の頂点に虎視眈々だ。
さらに「舞台」もやっかいだ。主催の日本ゴルフ協会(JGA)のコースセッティングの指示はラフが80ミリから100ミリ。グリーンの速さは11フィートでコンパクション(硬さ)は24。セッティングに関してJGAに聞いたところ、「25日現在、コンパクションは21~22。24にはまだ足りていません。ラフに関しては、この時季は芝の成長が止まりかけているので伸びたり、伸びなかったりで管理が難しい。日の当たり方で若干の違いはありますが、80~100ミリは大丈夫です。場所によっては100ミリ以上のところもあります。雨が降れば重いラフとなり、選手にとっては厳しいでしょう」と、チーフトーナメントディレクターの安中新祐氏は言う。