孤独なリハビリ生活ゆえ…エ軍大谷を悩ます“焦りと錯覚”
右肘靱帯を再建するトミー・ジョン(TJ)手術を受けたエンゼルス・大谷翔平(24)が長いリハビリ生活に入った。
米国ではメスを入れた選手は通常、手術を受けた翌日から復帰に向けたプログラムを開始する。大谷は患部以外の強化などを行っているとみられる。今後は継続して執刀医らの経過観察が必要なため、オフは日本に帰国せず、米国に残ってリハビリを続けるという。
打者として復帰までに6カ月程度を要するとされ、回復が順調なら、来年の4月中にはメジャーの打席に立てる見込みだ。
投手復帰は再来年の20年。二刀流復活を阻む要因があるとすれば、執刀医の技術やリハビリプログラムではない。落とし穴は他ならぬ大谷自身の気持ちにある。
■飛ばしすぎて復帰が遅れた日本人選手
元ドジャースのアシスタントトレーナーで現在はコンディショニング指導などを行う「ルートヴィガー」(東京・港区)を運営する深澤英之氏は「リハビリは慎重を期すに越したことはありません」とこう続ける。