G岡本は史上最年少で偉業達成 "原の一声"で年俸8000万円か
巨人が2年ぶりのCS進出を決めた9日の阪神戦。4番の岡本和真(22)が七回に勝ち越しの32号ソロを放つと、八回には2打席連発となる33号2ランを左翼席にブチ込んだ。シーズン最終戦の最終打席で100打点に到達。今季は打率.309、33本塁打、100打点とし、史上最年少で「3割30本塁打100打点」を達成した。今季はチームでただ一人全試合に出場。22歳以下では松井、坂本勇に続き、チーム史上3人目となった。
借金4でシーズンを終えた巨人にあって、数少ない希望の星。そうなると気になるのは、今季1200万円の年俸がどこまで上がるか、である。
先輩の松井、菅野が目安になる。松井は打率.294、20本塁打、66打点だった2年目のオフ、1900万円だった年俸が一気に6200万円にアップ。菅野は13勝6敗、防御率3.12で優勝に貢献した1年目のオフ、1500万円から7000万円に大幅昇給している。「就任が内定している原次期監督の一押しがあるかもしれません」とは、さるチーム関係者だ。
「14年のドラフトで、当初は大学生投手が最有力だったところ、1位指名を智弁学園の岡本に変更させたのは、当時の原監督だった。15年は2次政権最終年で『近未来の中心選手』と期待していた思い入れのある大砲。第48代4番を務めた原さんが、いかに巨人の4番は重圧があるかを球団に口添えすれば、松井と菅野を超える8000万円も見えてくる」
そんな岡本は「日本一を目指す」と13日からヤクルトと対戦するCSへ向けて意気込んだ。