G由伸監督初の会見拒否から一夜…手負いの岡本と心中決断
巨人は20日、ヤクルト戦が雨天中止となり、神宮の室内で練習を行った。打撃練習を見守った高橋由伸監督(43)は、DeNAに完敗した前日、就任3年目で初めて試合後の会見を拒否した。しかし、この日は穏やかな表情で報道陣に対応した。
気になるのは4番の岡本和真(22)である。14日のDeNA戦で右手に死球を受けて以降、4試合で15打席連続無安打。負傷した親指と小指はテーピングでグルグル巻きにされているため、打撃手袋の2本の指の部分を切ってバットを振る姿は痛々しい。村田ヘッド兼バッテリーコーチによれば、それでも志願して出場しているという。指揮官は「体の疲れはあったりなかったり、経験することが大事。1年間(試合に)出てこそ得るものがある。今は彼が軸。彼に最後まで託したい」と期待を寄せた。
20日現在、打率.308、31本塁打、95打点。史上最年少となる22歳シーズンでの3割30本100打点は目前だが、打率は死球からジワジワ落ちてきた。しかし、ここで休んでしまえば、100打点に届かない。借金8ながら辛うじて3位にいるチームが、このまま3位を死守してCSへ進めるか。若き4番の復調がカギを握るのだ。