CS最終Sへ巨人ナインに一体感 "地獄の秋"回避が選手の本音
きょうから巨人はセ・リーグ覇者の広島と敵地マツダスタジアムでCSファイナルステージ(S)に臨む。
今季7勝17敗1分けと圧倒されたが、高橋由伸監督(43)は「シーズン中はやられたことが多い相手。でもシーズンとは関係ない戦い。失う物はない。崖っぷちからはい上がってきたので、思い切ってぶつかりたい」と力強く語った。
今月3日、由伸監督の今季限りでの辞任が発表されてからチームは4連勝。ヤクルトとのCSファーストSは、2戦目に登板したエース菅野がポストシーズン初となるノーヒットノーランを達成し、2連勝を飾った。3戦目に先発予定だったメルセデスを温存できたことで、ファイナルS初戦に投入できる。
指揮官が引責辞任することで責任を感じる巨人ナインに一体感が生まれている。あるベテラン選手は「原監督はベンチ主導、由伸監督は選手ファースト。現役を引退してすぐに就任した由伸監督は、ベテランを気遣ってくれたし、ある程度、選手に任せてくれた。だからベンチ主導だった原監督が2015年に辞めた時以上に選手は責任を感じています。今さら遅いけど、せめてCSは頑張ろうと……」と言う。