ドジャースがWS王手も…マエケンはア覇者に“丸裸”にされる
サイン盗みではないものの、昨年のワールドシリーズではドジャース・ダルビッシュ有が、アストロズに投球時の癖を見抜かれた。当時の地元メディアなどによれば、ボールをグラブに収める際、握り直すかどうかで、スライダーかカットボールかを相手打者に見極められたのだという。球種がバレバレだったダルは2試合に登板し、いずれも二回途中でKOされた。
サイン盗みならレッドソックスも大胆だ。昨年の9月にはベンチ入りしているトレーナーが腕時計型携帯端末を使って、ベンチ裏のビデオ係から情報を受信。数人の選手に合図を送る不正行為を繰り返していた。この時は対戦相手のヤンキースからMLBに証拠映像とともに告発状が提出され、レッドソックスはサイン伝達を認めるしかなかった。
ワールドシリーズ連覇のかかるアストロズ、5年ぶりの世界一を目指すレッドソックスとも、七~八回に登板する前田攻略がシリーズの行方を左右する。
前田は昨季のダルがそうだったように、どちらと対戦しても、火だるまになる可能性もある。