日本Sは12回引き分けを“死闘”…メジャーだったら笑われる
さらに吉川氏はこう続ける。
「サッカーW杯は予選リーグは引き分けがあっても、決勝トーナメントは延長、PK戦できっちり勝敗を決める。プロ野球も頂上決戦の日本シリーズだけは、『勝敗がつくまでとことんやりましょう』と決めたらどうか。ビジネスマンは既に日本の常識が世界で通用しないことを知っている。『プロ野球は国内で最も盛んなプロスポーツ』といわれているが、エンターテインメントとしては時代遅れの感は否めません」
1987年にヤクルトに入団したブレーブスの大砲・B・ホーナーは、「地球のウラ側にもうひとつの違う野球があった」という本を書いた。ホーナー来日から30年以上経っても、日本のプロ野球はメジャーリーガーや米国のファンには理解できないものだろう。