ソフトB守護神・森が覚醒 態度に実績が追いつき風格十分
抑えとしての風格は十分だ。
ソフトバンクの守護神・森唯斗(26)が、3点リードの九回に登板。三者凡退に抑え、見事役割を果たした。
ソフトバンクはサファテが不動の守護神だったが、今季開幕直後に右股関節をケガ。全治4カ月で、今季絶望となった。
サファテを「兄貴」と慕っていた森はショックを受けながらも、後釜として覚醒。37セーブでタイトルを獲得した。
ある球団関係者は「当初は頼りなかったが、今では名前で相手をビビらせることができる」と、こう話す。
「意識してか無意識かは知らないが、態度がデカかった(笑い)。確か入団1年目か2年目、年上の球団スタッフと仕事の打ち合わせの際、ソファにふんぞり返るように座っていた。そこを当時、ソフトバンクに在籍していた細川に見られ、『オマエ、いくらなんでもその態度はないだろ!』と、こっぴどく叱られていましたからね」
試合後は「イニングまたぎも頭に入れて準備している。いつ呼ばれてもいいように気持ちを切らさないようにしています」と話した森。態度に成績が追いついてきたか。