翔&清宮と中軸に…日ハム“台湾三冠王”落札もう一つの狙い
■打ち勝つ野球にシフト
王を獲得した暁には中田、清宮とクリーンアップを組む構想もあるらしいが、日本ハムが強打者獲得に躍起になるのはレアードの穴埋め以外にも理由があるという。
「ここ数年、日本ハムは9点取られても、10点取って勝つスタイルにシフトしています。つまり、西武のような打ち勝つ野球です。少々の守りのミスがあっても、打って取り返せばいいというスタンスです。でなければ試合前にちょこっと練習した清宮にいきなり左翼を守らせたり、守備に難のある横尾を二塁で使ったりするはずがありません。ドラフトも野手は長打力を重視するようになった。首脳陣は彼らのパンチ力に期待しているのです」(前出のOB)
打線は水物という。点を取るそばから点を吐き出す、ザルで水をすくうようなことにならなければよいのだが。