来日なら争奪戦 台湾の三冠王・王柏融に聞いた巨人の印象
「當然是有阿(もちろんあります)」
日刊ゲンダイが「日本でやりたい気持ちはあるか?」と直撃すると、笑顔を交えてこう答えたのは、アジアプロ野球チャンピオンシップ台湾代表の王柏融(24=外野手)だ。
中国文化大から15年にラミゴに入団。プロ3年目の今季、2年連続となる打率4割(.407)をマークし、31本塁打、101打点で三冠王を達成。昨季に続くMVPを獲得した。地元ファンやメディアは敬意を込めて「柏融大王」と呼ぶ台湾球界の新星である。
今年2月、台湾選抜として侍ジャパンと壮行試合を戦い、則本(楽天)からバックスクリーン直撃の本塁打を放つなど3打数3安打。日本投手の対策は動画サイトでざっとチェックした程度だったというから、センスは高そうだ。同じ台湾代表の陽岱鋼(巨人)も「僕から見ても、すごい選手」と舌を巻く。
そんな「大王」は大会開幕前、「日本のいいピッチャーである田口(巨人)から本塁打を打ちたい」と意気込んでいた。シーズンオフに入って調子を落としていたようだが、日本戦、韓国戦でそれぞれ1安打。試合を視察した某球団のスカウトはこう評価した。