実際、2014年に巨人がFAで相川を獲得した際には、高卒1年目を終えたばかりの奥村(当時19歳)が人的補償でヤクルトに流出。奥村は13年のドラフト4位で入団し、二軍で86試合に出場して、当時の二軍首脳陣が「将来が楽しみ」と期待をかけていた。そんな1年目の奥村を28人のリストから外した事実はアマ球界にも衝撃を与え、巨人のやり方に批判の声が挙がった。
今回、1年生でプロテクトされそうなのは、ドラフト1位の鍬原(22)と大城(25)の2人くらい。2位で入団した岸田(22)は若手有望株の捕手だが、リスト漏れの可能性がある。またも新人が流出する事態になれば、アマ球界の巨人離れが加速しそうだ。