風呂の異臭も指摘…ヤクルト青木“グラウンド外”も改革貢献

公開日: 更新日:

 13日、ヤクルト青木宣親外野手(36)が現状維持の年俸3億3000万円(3年総額10億円)でサイン。今季、米大リーグから7年ぶりに古巣へ復帰すると、リーグ4位の打率.327をマークした。

 青木が交渉の席で時間を割いたのは、チームの環境改善についてだった。

「一年通して気付いた点とか改善する点を言わせてもらった。主に施設面。クラブハウスの下水管が古くてお風呂場が臭いので直してほしいとか。できればサウナもつけてほしいと思うけど、スペースの問題もあるし、(明治)神宮の持ち物なので、どこまでできるか分からないですけど。室内練習場にはエアコンをつけるらしいので、快適になると思います」

 ヤクルトは最下位に沈んだ昨季から今季2位に浮上。「精神的支柱となった青木の存在が大きい」といわれてきた。それはグラウンド内に限らない。テンションを上げるため、試合前の決まった時間にクラブハウス内でノリのいい音楽を爆音で鳴らすことを提案した。

「(戻って)来た頃はみんな自信を持ってなかった。いわゆる負け癖みたいな。毎日同じ野球をやるわけで、でも野球は瞬間のスポーツだからメンタルの持っていき方が大事。どこかでスイッチを入れる瞬間が必要だと思った。もちろん、僕がメジャーに行く前は静かだったよ。当時はまだ30(歳)前で若かったし、先輩もいたから。今だから好き勝手できるのかも(笑い)」

 例えば、「メジャー流の導入」もチームが劇的に変化した理由のひとつに違いない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八角理事長が明かした3大関のそれぞれの課題とは? 豊昇龍3敗目で今場所の綱とりほぼ絶望的

  2. 2

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係

  3. 3

    元DeNAバウアーやらかし炎上した不謹慎投稿の中身…たびたびの“舌禍”で日米ともにソッポ?

  4. 4

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    フジテレビ顧問弁護士・菊間千乃氏に何が?「羽鳥慎一モーニングショー」急きょ出演取りやめの波紋

  2. 7

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 8

    菊間千乃は元女子アナ勝ち組No.1! フジテレビ退社→弁護士→4社で社外取締役の波瀾万丈

  4. 9

    中居正広「引退」で再注目…フジテレビ発アイドルグループ元メンバーが告発した大物芸能人から《性被害》の投稿の真偽

  5. 10

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も