初の打撃投手は合格点…日ハム輝星「紅白戦」唯一の心配事
「高校時代、カウントを取りに行くくらいの力の入れ具合の球も、捕手のミットまで勢いよく行った。勢いが上がったと思いました」
11日、キャンプ初の打撃投手に登板。25球を投じた日本ハム1位の吉田輝星(金足農)が、手応えを口にした。
ドラフト2位の野村佑希(花咲徳栄)相手に、ストレートを中心に、カーブとタテ、ヨコのスライダーを投じた。ボール先行でやや制球が乱れたものの、勢いのある速球でファウルチップさせる場面もあり、安打性の打球は1本に抑えた。
この投球を首脳陣も評価した。荒木二軍監督が「強い真っすぐがあったのはいい。暴れた感じがあったが、特徴が出ていた。スライダーもいい感じで投げていた」と話せば、加藤投手コーチも「あれだけ腕が振れたら十分。ケガもなく順調に来ているし、基礎体力はファームでも上位。後は技術面で対応できるかどうか」と、まずは“合格点”を出した。
吉田は今後、14日にブルペン入りし、16日の紅白戦で1イニングを投げる予定だ。さる日本ハムOBが言う。