練習も部屋も一緒 日ハム同期投手「輝星&柿木」の切磋琢磨
日本ハムのドラフト1位ルーキー・吉田輝星(金足農)を、同期のライバルはどう見ているのか。
「あいつはランニングとか得意で、1番で走っている。僕は遅いんで、そこは頑張らないといけないんですけど。吉田に負けたくないと思ってやったら、動き的にも向上できると思うし、そこは大事にしたいですね」
こう話すのは、同5位の柿木蓮(大阪桐蔭)。昨夏の甲子園決勝では、吉田と投げ合い、優勝投手になった。ドラフトを経てチームメートに。同じ投手ということもあり、最も身近な存在といっていい。
練習メニューは常に一緒で、宿舎も同部屋。7日も、これまでと同様に2人そろってキャンプ3度目のブルペン入り。隣同士で投げ合うことはなかったが、吉田は、ストレート中心に61球。柿木は、カーブやフォークなどを交えて57球を投じた。
隣同士で投げた2度目のブルペン後は、「どうしても(吉田の投球に)目がいってしまいますが、指にかかった球はいい球を投げていた。スピードが一番勝ち負けが分かりやすいですが、スピードだけじゃなく、何事にも負けたくない」。1度目のブルペン後は「意識しないつもりだったが、目に入った。これまでで一番良かったと思った」と話した。