キャンプ地には危険がいっぱい メジャー“グルーピー事情”
球団の中にはベースボール・アニーがらみのトラブルが頻発することを憂慮して、FBIの専門家をキャンプ地に招き、選手にレクチャーするところもある。各球団ともキャンプ開始時、選手に注意を喚起しており、メジャーの選手は彼女たちから「一緒にパーティーしない?」と声をかけられても応じないことが多くなった。
しかし、マイナーの選手はガードが甘い。2015年2月には、ドジャースのマイナーに所属する選手2人が17歳のベースボール・アニーの少女をホテルの自室に招き入れてウオッカを何杯も飲ませたあと、ブラの中に手を入れたり、パンツを下ろしてイチモツを見せるという行為をした。
ショックを受けた少女から事の顛末を聞いた祖母が激怒。当時、ド軍の育成部長だったゲイブ・キャプラー(現フィリーズ監督、元巨人)に厳重に抗議。警察も捜査に乗り出す構えを見せたが、ドジャースが腕利きの弁護士を雇って事件化しないよう素早い対応を見せて事なきを得た。もっとも、3年が経過した昨年春になってメディアの知るところとなり、事件は明るみに出た。