野球はパリ五輪除外決定…“希少価値”アップで志願者増加か
2024年パリ五輪で野球が競技種目から除外されることになり、稲葉篤紀日本代表監督は「非常に残念」と談話を発表。日本代表のエース候補に挙げられる巨人の菅野智之(29)も「悲しいですね。最終決定なんですか?」と漏らしたが、菅野のように脂の乗っている選手の中には、メジャー挑戦を夢見る選手も少なくない。他にもDeNAの筒香嘉智(27)、西武の秋山翔吾(30)、広島の菊池涼介(28)、ソフトバンクの千賀滉大(26)、楽天の則本昂大(28)たちがメジャー志向を表明している。
今オフ、つまり20年の東京五輪を前に大リーグ球団と契約すれば、五輪出場は限りなく難しくなる。憧れてきたメジャーと、一生に一度経験できるか分からない五輪を天秤にかけざるを得ない。そんな中、パリ五輪から野球がはじかれたと聞いた則本はこう言った。
「パリでなくなることも含めて、なんとしても東京大会に出場したい」
3年前からメジャー挑戦を口にしてきた則本。渡米を見越して交わした3年契約が終わる今オフにポスティングについて球団と話す条項が組み込まれている。しかし、昨オフの契約更改では「自分のことはどうでもいい」と封印。「何が何でも出たい。将来、娘のボーイフレンドが遊びにきたときに、金メダルが飾ってあったら、『おっ!』ってなりますから」と喜々として語っていた。