東京五輪目指すも楽天・則本の“メジャー熱”は冷めていない
22日、楽天の則本昂大(28)が20年の東京五輪に出たいと発言したことが、我々、メジャースカウトの間で波紋を呼んでいる。
則本には以前からメジャー志向があった。楽天との3年契約は今季限りで切れるから、今オフにもポスティングシステムによるメジャー挑戦があるとみていたからだ。
しかし、東京五輪後となると、メジャー挑戦は1年遅れ、30歳のシーズンになる。昨年暮れの契約更改でも同様の発言をしているし、ひょっとしたらメジャーへの気持ちは完全に冷めてしまったのではないかという声があるのも事実だ。
昨年は10勝11敗、防御率3・67。プロ1年目から年を追うごとによくなっていた防御率は自己ワースト。シーズン200奪三振は4年で途切れたし、一時は右肘の違和感も訴えた。
則本の本音が気になっていたところ、日本の情報提供者からメールがあった。昨シーズンの結果に自信を失ったのは事実でも、メジャーへの憧れは変わらずにある。少しでも上のステージで勝負したい気持ちに変わりはないし、一昨年のような成績(15勝7敗、防御率2・57、222奪三振)を残せば東京五輪後のメジャー挑戦もあるという内容だった。本人に近い筋からの情報だ。