総年俸最下位パドレス マチャドと10年333億円契約の謎解き

2018年はドジャースのリーグ優勝に貢献したマチャド（Ｃ）ロイターUSA TODAY Sports

　米大リーグでケタ違いの大型契約がまとまった。

　ＦＡ市場の目玉野手だったマニー・マチャド内野手（２６＝前ドジャース）がパドレスと１０年総額３億ドル（約３３３億円）で合意したと、球団公式サイトが１９日（日本時間２０日）に報じた。

　マチャドは主に遊撃と三塁を守り、通算１７５本塁打、オールスター４回、ゴールドグラブ賞２回の実績がある。昨年はオリオールズとドジャースでプレー、打率．２９７、３７本塁打、１０７打点だった。

　ＦＡ選手の契約に限れば、２００７年にアレックス・ロドリゲスがヤンキースと結んだ１０年総額２億７５００万ドル（当時のレートで約３０６億円）を上回り、米プロスポーツ史上最高額。ヤンキースの主砲ジャンカルロ・スタントンがマーリンズ時代の１４年に交わした１３年３億２５００万ドル（同３６０億円）に次ぐ巨額契約となった。

■金満球団ならともかく…

　驚くべきは「１０年３３３億円」という金額もさることながら、それだけの金額を払うのがパドレスという点だ。