OP戦初セーブ 巨人ホープ大江を支えるのは馬力より好敵手
巨人の新星が“プロ初セーブ”でアピールを続けている。
3年目の大江竜聖(20)が24日、日本ハムとのオープン戦で1点リードの九回に登板。「1点差というのもあったし、初めてのオープン戦だったので緊張した」と言いながら、3人を9球でピシャリと抑えた。
今キャンプでは紅白戦を含む実戦4試合で打者20人、計6回3分の2を無失点。それどころか、安打も許さない完全投球を見せている。今季はリリーフで経験を積む予定で、虎視眈々と勝利の方程式入りを狙っている。
二松学舎大付高から2016年のドラフト6位で入団。小3の時に両親が離婚したため、父の広志さんに男手ひとつで育てられた苦労人でもある。ファームのあるコーチがこう明かす。
「最初から常に全力。アップから“馬力”が目立つ選手です。身長は173センチでも投球にも馬力があるというか、スピードガン以上に打者が威力を感じるタイプ。オフの自主トレで自ら杉内や内海といった実績のあるベテラン左腕に弟子入りを志願する度胸、技術を吸収したいという貪欲さもある。それでも一番大きいのは、同期入団の高田(萌生=20)の存在ではないか」