高梨が自己ワースト…女子大生ジャンパーは起爆剤になるか
ノルディックスキー世界選手権(オーストリア・ゼーフェルト)は27日、女子ジャンプ個人戦を行い、平昌五輪銅メダルの高梨沙羅(22)は6位。初出場だった11年大会以来の自己ワースト順位に終わった。これで、今大会の日本勢女子は、6位と惨敗した前日の団体と合わせ、2種目を終えてメダルなし。
今季のW杯はここまでわずか1勝と不振が続く高梨とは対照的に、着実にステップアップしているのが女子大生のジャンパーの丸山希(20=明大)だ。この日のジャンプでは17位と振るわなかったが、W杯はここまで18試合に出場して、表彰台はないものの、30位以内に与えられるW杯得点を第2戦から7戦連続で獲得。個人ランキングは22位で、日本勢では高梨(3位)、伊藤有希(14位)に次ぐ3番手に付けている(27日現在)。欧州勢のレベルアップが目覚ましい中、初参戦としては、まずまずの結果を残している。
今季、男子のエースに成長した小林陵侑(22)が初めてフル参戦した16―17年シーズンは1ポイントも取れず、2年目(17―18年シーズン)に総合24位に入り、3年目の今季の飛躍につなげた。
丸山は3年後の22年北京冬季五輪で、高梨に代わって女子を牽引するかもしれない。
▽高梨のコメント
「今の自分のレベルだと戦っていけないと痛感させられた。しっかりと切り替えて次の試合に臨みたい」