高卒OP戦弾は大谷以来 広島小園“BIG3超え”で開幕一軍の目
この小園は昨年ドラフトで広島、ソフトバンク、DeNA、オリックスの4球団が競合。根尾昂(中日1位)と藤原恭大(ロッテ1位)の大阪桐蔭コンビ、昨夏甲子園で金農旋風を巻き起こした吉田輝星(日本ハム1位)の「高校BIG3」よりも甲子園での実績が劣る分、派手さはない。しかし、実力はすでに一軍級といっていい。
■「高校BIG3」は揃って開幕二軍スタートか
一方、「BIG3」の面々は、開幕二軍スタートになりそうだ。
根尾は1月の自主トレ中に右ふくらはぎを故障して大きく出遅れた。体力面はもちろん、遊撃守備で課題といわれる腰高捕球と送球動作などの克服には、かなりの時間がかかるとみられている。与田監督は当初、早期の一軍デビューを考えていた。故障したことで方針転換を余儀なくされた。
「藤原は小園と同様、井口監督がオープン戦で実戦経験を積ませたいと考え、藤原自身もアピールし続けているが、もともとは即戦力というより将来性を買われていた。体力や打撃の適応力も小園の方が上。まず1年間は二軍で経験を積ませることになるでしょう」(在京球団スカウト)