ドラフト小園外して加速…ソフトBは西武・浅村取りに必死
「3年15億円」「4年20億円」――。華々しい金額がスポーツ紙を飾った。
今オフ、FA宣言が濃厚といわれている西武の二塁手・浅村栄斗(27)。今季は32本塁打、127打点、打率.310の数字を残し、本塁打と打点はキャリアハイだった。西武は当然、慰留に必死。すでに残留交渉を行った渡辺SDは「すごい条件」「最大の評価」と、年俸2億1000万円からの大幅増を提示したことを示唆した。それを各スポーツ紙が推察したものが、冒頭の数字だ。
もし、浅村がFA宣言するようなら、争奪戦は避けられない。中でも興味を示しているのが、二塁手が手薄なソフトバンクだ。
昨季から誰もレギュラーに定着できず、日本シリーズでは川島慶三(35)と明石健志(32)が守っているが、何しろトシがトシ。浅村は是が非でも欲しい選手だ。
仮にドラフトで遊撃手の小園海斗(報徳学園、広島1位)の交渉権を得ていたら、浅村に触手を伸ばすかどうか。小園については、広島の緒方監督が来春一軍キャンプ帯同を示唆しているように、現場からの評価も高い。ソフトバンクなら今宮健太(27)の後釜にうってつけだ。ゆくゆくは今宮を二塁にコンバートして、2人で二遊間を守ることもできた。