V候補の星稜は…センバツ初戦「勝つ高校」と「散る高校」
■第2日=24日
第1試合は日章学園と習志野の対戦。スポーツライターの美山和也氏がこう言う。
「習志野は145キロ右腕・飯塚のチームです。昨秋は7試合全て救援で防御率0.50。今大会主力投手の中でトップの数字を挙げています。先発ではなくリリーフなのは、ペース配分ができないから。その分、爆発力が凄い。1学年上でロッテに(6位)指名された古谷からスライダーを教わり、幅が広がった。平均失策が0.73の堅守が強み。課題の打線も冬の間に1日800スイングをこなすなど強化してきた。小林監督は練習用のユニホームが汚れていた選手に練習をさせなかったことがあります。そんな厳しい方針のもと鍛えられた習志野が日章学園に勝つとみています」
第2試合は明豊と横浜の実力校対決となった。横浜はドラ1候補左腕の及川が中心。打線は内海、小泉、冨田、度会ら得点力が高く、能力の高さはトップクラス。明豊もチーム打率.375(3位)の強力打線を誇るが、地力で上回る横浜が勝つ。第3試合は札幌大谷が米子東を倒す。札幌大谷は明治神宮大会優勝の原動力となった主戦の西原、右横手投げの太田の安定感が抜群だ。