V候補の星稜は…センバツ初戦「勝つ高校」と「散る高校」
23日に開幕する第91回センバツ高校野球大会の組み合わせが15日、決まった。最速150キロの奥川を擁する優勝候補筆頭の星稜と履正社がいきなり激突。152キロ左腕・及川の横浜は明豊と対戦する。好カード目白押しとなった1回戦全16試合の勝敗を占った。
■第1日=23日
第1試合は市和歌山が呉との市立校同士の開幕戦を制して好発進。第2試合は146キロ右腕で4番の村田が引っ張る春日部共栄が高松商に勝つ。第3試合は履正社と優勝候補筆頭に挙げられる星稜の1回戦屈指の好カード。星稜の今秋ドラフト1位候補・奥川は今大会ナンバーワン投手の呼び声が高い。一方の履正社はエース左腕・清水、4番・井上と投打にプロ注目の選手を揃える。パ・リーグの某スカウトがこう言う。
「今年の履正社はタレント軍団。清水は最速145キロ。練習試合解禁日に左手人さし指付近に打球を受けたが、軽い打撲だったようで甲子園では登板できると聞いている。控えの植木も昨秋の大阪大会決勝で大阪桐蔭を相手に2失点完投勝利した好投手。打線は4番の井上を中心に6人が本塁打を放つなど破壊力がある。対する星稜の奥川はドラ1候補で完成度の高い好投手。守備も堅い(1試合平均失策数0.46=32校中トップ)が、打力が弱い(チーム打率.286=32校中31位)。僅差で履正社が勝つとみます」