指導者に興味なしイチローにオリックス「オーナー」就任案
■神戸に強い愛着
「球団株の一部を保有して球団経営に携わってもらう。イチローはオリックス時代の95年に、阪神淡路大震災を経験。その年、仰木監督のもと“がんばろう神戸”を旗印にリーグ優勝、翌年日本一を達成したことは貴重な財産になったといいます。オリックスや神戸に強い愛着のあるイチローであれば、より魅力的なチームづくりをしてくれるだろうという思いが宮内オーナーの周辺にあると聞きました。もっとも、イチローをオーナーにする際には、本拠地を大阪から神戸に戻さなきゃならないかもしれませんけどね」
イチローは株式市場に興味を持っていた時期がある。あくまで小遣いの範囲で株を購入、オフに少しずつ動かしていたというのだ。愛読紙が日経だったのも、経済に興味があるからだろう。
17年3月の「プレジデント」(電子版)では宮内オーナーと対談。生まれ変わったら同じ人生を歩みたいかという話題になり、イチローが「絶対嫌です」と答えると、宮内オーナーから「じゃ、企業経営をやればいい。僕がプロ野球選手をやるから。二軍の補欠でいいから、試合に出たい(笑い)」と、あくまでも冗談ながら水を向けられている。