7年ぶり日本凱旋 イチローが日本球界でプレーする可能性は
いよいよ年貢の納め時なのかどうか。
7年ぶりの日本凱旋として注目を浴びるマリナーズ・イチロー(45)。17日の巨人とのエキシビションゲームでは3打数無安打。かつての安打製造機のバットから快音は聞かれず、初回の右翼守備で、坂本の飛球をフェンスギリギリで捕球したのが唯一の見せ場だった。
これでキャンプ地アリゾナでのオープン戦から21打席連続無安打。極度の不振を極める打撃とは対照的に、その口調は滑らかだ。
16日の来日会見では、オープン戦で結果が出なくても、レギュラーシーズンで復調したり、その逆もあったことを例に挙げ、「そういった経験を生かして、この春にはいろんなことが起こる。自分の技術を見せたいと思っている」と巻き返しを誓った。
■「まるでできていない」と恩師
しかし、ベテラン外野手の前途は極めて多難だ。
オリックス時代の打撃コーチで、恩師でもある評論家の河村健一郎氏が「彼の打撃がまるでできていません」とこう続ける。