巨人“脆弱な救援陣”で開幕へ…昨季二の舞へ致命的とOB指摘
リリーフ陣が脆弱だとさまざまな波紋が生じる。まずは先発陣の負担が増す。絶対エースの菅野が昨季、自身初の200イニング超えとなる202イニングに登板したのがいい例だ。
「後ろがしっかりしていれば、先発は六回まででいい。でも、信頼できないと、昨年の菅野のように、球数を投げていても『完投してくれ』となってくる。先発陣にしわ寄せがきます。加えて野手陣も耐えるんです。点を取っても取っても取られる。特に試合終盤にザルで水をすくうような展開が続けば、野手は精神的にイラ立ち、守備、攻撃のリズムも崩れます。昨年はリリーフだけで20敗を喫したことで、チーム全体が機能不全に陥ったということ。それほどリリーフは重要なんです」(高橋氏)
今季も「後ろ」からほころびが生じるのか。答えはすぐに出る。