投手が丸の穴埋め 広島“ドクターK”新助っ人に巨人戦々恐々

公開日: 更新日:

 原巨人に新たな天敵候補の出現だ。

 19日、広島の新助っ人左腕、カイル・レグナルト(30=メッツ3A)がヤクルト戦の八回に4番手として登板。1イニングを投げて2三振を奪い、無失点に抑えた。これまで対外試合6試合でいまだ無失点。打者21人から12奪三振、オープン戦は4イニングで9奪三振と完璧な投球を続けている。

 持ち球のパワーカーブは米国で「ハンマーカーブ」の愛称がつく。右打者の外角のボールゾーンから真ん中低めに曲がりながら落ちる軌道。ブレーキの利いたこの“魔球”を武器に驚異の奪三振率を誇っているのだ。

 それでも広島の外国人枠争いは激しい。投手3枠はジョンソンが確定。フランスアも決定的で、残る1枠をヘルウェグ、ローレンスと競争というから層が厚い。

 開幕カードで対戦する巨人にとっては厄介だろう。広島との昨季の対戦成績は7勝17敗1分け。5年ぶりのリーグ優勝奪回のために対策が急務となる中、原監督は「広島は誰かが抜けても誰かが出てくるんだよ。去年は左のフランスアが出てきたしね」と警戒。広島からFAで丸を引き抜いた今季も、新加入した助っ人左腕が天敵になりそうだから頭が痛い。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇