<上>大黒柱がなぜ? 久保建英U-20W杯メンバー漏れの舞台裏
なのでJFAには選手を有無をも言わせずに招集する権利はない。
選手を送り出すかどうか、その判断は所属クラブに委ねられ、ドイツ1部ブレーメンは、代表FW大迫勇也の招集を早々に拒否している。
当初、田嶋幸三JFA会長はコパへの招集を見据えて「J各クラブの23歳以下の選手を貸し出してくれるようにお願いする」と話していた。しかし、クラブで主力を担っている選手も少なくないので貸し出しに難色を示すクラブも多かったという。そもそも日程的にU―20W杯、コパと連続出場するのは無理がある。
そこで久保は「U―20W杯の招集を見送る代わりにコパに連れていくのではないか?」と推測されたのだ。しかし――。
久保については、FC東京がU―20W杯の招集に難色を示した可能性が高い。というのも久保は今季Jリーグに9試合出場し、チームの首位躍進に大きく貢献している。
GW中の今月4日のG大阪戦。久保がドリブルを始めると相手選手はラグビータックル的ラフプレーを仕掛け、反則覚悟で久保に襲いかかった結果、2人がイエローカードを突き付けられた。