敵将が滑り止め使用を指摘 マ軍雄星“不正投球疑惑”の波紋

公開日: 更新日:

 ルーキー左腕に不正投球疑惑が浮上した。

 8日(日本時間9日)のヤンキース戦で八回途中3安打1失点で2勝目(1敗)を挙げたマリナーズ・菊池雄星(27)が、マウンド上で滑り止めを使用していたというのである。複数の米メディアが伝えている。

 地元紙「ニューヨーク・ポスト」(電子版=8日付)は、「マリナーズの投手と謎の物質によってヤンキースは追いつめられた」との見出しで、菊池の帽子のツバが汚れている写真入りの記事を掲載。記事によると、ブーン監督は「試合終盤に気付いた。そういう話をしているのが、私の耳に入った。八回ごろに知らされた。後で確認してみる」と、菊池がマツヤニなどの滑り止めを使用していたとほのめかしたという。

 投手がマウンド上で滑り止めを使うのは、メジャーでもご法度だ。不正投球の事実が確認されれば、10試合の出場停止処分が科される。

 新人左腕に2勝目を献上しながら、しかし、ヤンキースの選手たちは寛大だった。地元紙「ニューズデー」によれば、菊池に3打数無安打に抑え込まれたメイビン外野手は「それ(滑り止め)は関係なかったと思う」と否定。同様に無安打だったロマイン捕手にいたっては「お互いのチームがアピールすることではない。なぜなら、程度の差こそあれ、みんなやっているからだ」と、投手による滑り止め使用が横行していると示唆した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  3. 3

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 4

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  5. 5

    マイナ保険証「期限切れ」迫る1580万件…不親切な「電子証明書5年更新」で資格無効多発の恐れ

  1. 6

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  2. 7

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  3. 8

    Mrs.GREEN APPLEのアイドル化が止まらない…熱愛報道と俳優業加速で新旧ファンが対立も

  4. 9

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  5. 10

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差