エ軍大谷の投手復帰めぐり マイナーで争奪戦勃発のなぜ?
エンゼルス・大谷翔平(24)の二刀流復活にめどが立った。
エンゼルスは6日(日本時間7日)、昨年10月に右肘靱帯を修復するトミー・ジョン手術を受けた大谷が、7日(同8日)に敵地デトロイトでチームに合流すると発表。同日のタイガース戦で、打者として実戦復帰を果たす見込み。すでに、投手としてのリハビリも行っており、エプラーGMは5日、「最終段階として、秋の終わりごろに打者と対戦する」と明言。回復が順調なら予定通り、来季開幕から二刀流に復帰するとほのめかした。
仮に「秋の終わりごろ」が、10月中旬以降だとしても、すでにメジャー、マイナーともレギュラーシーズンは終了している。この時期に実戦を行っているのは、マイナーの若手選手が出場するアリゾナ秋季リーグぐらいのものだ。大谷は、アリゾナ州テンピを本拠地とする傘下のマイナーチームの一員として秋季リーグに出場するとみられるが、所属球団は流動的だという。
今秋から、アリゾナ秋季リーグのレギュレーションが変更され、選手の所属球団の枠にとらわれないチーム編成が可能になった。レギュラーシーズンで故障者が続出し、単独ではチーム編成が困難なケースなどに配慮した措置だといわれる。