春季関東大会に山村学園“旋風” 強豪を次々撃破の強さとは
新鋭校は、線が細い――。こんな常識を山村学園は覆す。関東大会に出場した他校から「選手たちはとにかく体を鍛えられている」との声が出たほどだ。これにはチーム方針が表れている。
「入部するとまず体重や筋肉量を増やすことを目標にする。ベンチプレスやスクワットなどのウエートトレーニングを年間を通じて徹底して行う。ギプスのような加圧ベルトを巻きながら打撃練習をしたり、ハンマーでタイヤを叩いたり、体を強くする練習メニューが多い。岡野監督が『肉体は甲子園に出るチームに負けていない』と自負するパワー野球が特徴です」(前出の記者)
花咲徳栄、浦和学院、春日部共栄、聖望学園の「私学4強」の埼玉に、風穴をあける勢いだ。