巨人ブルペン再建の切り札 新外国人右腕デラロサの“古傷”
巨人緊急補強! と一部メディアが報じた。
セの首位に立ち、5年ぶりの交流戦Vも射程圏内とする一方、不安定なリリーフ陣に頭を悩ます原監督。そんなブルペン再建の切り札として白羽の矢を立てたのが、ダイヤモンドバックスのドミニカ共和国出身右腕、ルビー・デラロサ(30)だという。正式契約を結べば、実に9人目(育成選手を除く)の助っ人ということになる。
メジャーリーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏が言う。
「2017年8月に2度目のトミー・ジョン手術を受け、今年2月に復帰したばかりですが、持ち味のスピードに衰えは見られません。今季のオープン戦のデータでは直球の平均球速が157.1キロをマーク。決め球のスライダーもよく、奪三振率の高いパワーピッチャーです。今季は3Aでの登板のみ。いずれもリリーフで18試合21回3分の2を投げ、防御率2.49と安定し、29三振を奪っています(日本時間21日現在)」
■左打者恐怖症
ダイヤモンドバックス時代の15年に先発として、14勝(9敗)をマーク。メジャー通算では98試合で26勝30敗、防御率4.49の成績を残している。レッドソックス時代には、当時GM特別補佐だったあのペドロ・マルティネスに、「大成しない理由が見つからない。特別な選手になれる」と絶賛されたそうである。