失策ワースト3の2人がまた…虎野手は打撃で頭がいっぱい

公開日: 更新日:

 阪神交流戦最後は西武に完敗。6勝10敗2分けで終幕し、貯金を4つ減らした。

 この日の阪神は守備の乱れが目立った。まずは先制した直後の二回2死二塁。金子のゴロをグラブにおさめた三塁大山が一塁へ悪送球。チェンジのはずが凡ミスで同点とされた。六回には1死満塁から金子の中前打を捕った近本が本塁へ悪送球。1死二、三塁とピンチを広げた。さらに、続く愛斗が放った三遊間の打球に木浪が追いつくも、2度もボールを握り損ねて三塁走者は生還し、愛斗は出塁。記録は安打となったものの、西武の源田なら難なくさばいていた打球だった。この回の5失点は連打を浴びた先発ガルシアだけの責任ではない。

 阪神OBが言う。

「金本前監督時代から得点力が弱いのでどうしても打撃重視の起用になった。選手たちは『とにかく打たなければ使ってもらえない。凡打が続くと代えられる』という意識が強くなり、守りに対する意識が希薄になった。それはいまも変わらない。現在セの失策数ワースト3に阪神の大山14、木浪9、北條9(ワースト2位はヤクルト村上11)の3人が入っているのは、そういう背景もある」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八角理事長が明かした3大関のそれぞれの課題とは? 豊昇龍3敗目で今場所の綱とりほぼ絶望的

  2. 2

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係

  3. 3

    元DeNAバウアーやらかし炎上した不謹慎投稿の中身…たびたびの“舌禍”で日米ともにソッポ?

  4. 4

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    フジテレビ顧問弁護士・菊間千乃氏に何が?「羽鳥慎一モーニングショー」急きょ出演取りやめの波紋

  2. 7

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 8

    菊間千乃は元女子アナ勝ち組No.1! フジテレビ退社→弁護士→4社で社外取締役の波瀾万丈

  4. 9

    中居正広「引退」で再注目…フジテレビ発アイドルグループ元メンバーが告発した大物芸能人から《性被害》の投稿の真偽

  5. 10

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も