日ハム輝星“聖地”甲子園で一軍合流…阪神の複雑胸中とは

公開日: 更新日:

 7日の阪神戦(甲子園)から一軍に帯同する日本ハム吉田輝星(18)が6日、二軍施設の鎌ケ谷で調整を行った。

 一軍昇格テストとなった4日の二軍巨人戦で3回6失点と打ち込まれ、本人は「不合格」を覚悟していたそうだが、プロ初登板となる12日の広島戦ではこれまでと同様、速球で押す投球スタイルで臨む。まずは甲子園遠征の3日間で一軍の雰囲気を掴み、デビュー戦に向かうことになる。

 吉田は昨夏の甲子園で金足農旋風を巻き起こした。一時は甲子園での一軍デビューも検討されていたが、5月中旬にウイルス性胃腸炎になったことで可能性が消滅した。関西の放送関係者が言う。

「阪神はホッとしているはずです。2014年には、当時日ハムに在籍していたプロ2年目の大谷翔平(エンゼルス)と甲子園で初対決。高校野球のスター相手に8回1安打11三振とコテンパンにやられた。ファンやマスコミからは、『こんな選手が阪神におったらなあ……』とタメ息が漏れたものです。吉田は成長途上とはいえ、阪神は“初物”に苦戦する傾向がある。しかも日ハムには17年ドラフトでクジを外した2年目の清宮幸太郎や、大阪桐蔭時代に甲子園を沸かせた中田翔もいる。自分の庭で彼らに大暴れされようものなら、赤っ恥もいいところです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…