八村開幕ロースター第1関門は全体1位ザイオンとの直接対決
米プロバスケットボールNBAのウィザーズは27日(日本時間28日)、本拠地ワシントンで3日間にわたって行った若手主体のミニキャンプを打ち上げた。
このキャンプを通じて攻守にわたってキレのあるプレーを披露した八村塁(21)は「チームとしての練習を再開できて良かった」と振り返った。
7月6日には、各チームの若手選手が集うサマーリーグ(ネバダ州ラスベガス)が開幕。八村も18人のロースターに名を連ねている。同リーグで指揮を執るロバート・パック・コーチは八村について「フリーの選手にパスを回し、チャンスがあればシュートも決められる。正しいプレーができている。1週間後が楽しみだ」と、スタメン起用に太鼓判を押した。
来月6日に予定されるウィザーズの初戦の相手はニューオーリンズ・ペリカンズ。先のドラフトで、ペリカンズが全体1位で指名したザイオン・ウィリアムソン(18=デューク大)と、全体9位指名の八村との直接対決に全米の注目が集まっている。
ザイオンは、八村と同じスモールフォワード(SF)。昨季は1試合平均22.6得点、フィールドゴール成功率68%を記録し、チームのNCAA(全米大学体育協会)トーナメント8強入りに貢献。1年生では史上3人目のMVPに選ばれた。201センチ、129キロの巨漢かつ、抜群の身体能力の持ち主で、跳躍力を生かした豪快なダンクシュートに加え、体を張った献身的なディフェンスが持ち味だ。