広島・大瀬良 佐々岡コーチが指摘する“大乱調”の要因は2つ

公開日: 更新日:

 交流戦は最下位と苦戦を強いられた広島。28日に再開したリーグ戦初戦は、DeNA相手に5本塁打を浴びて13失点の大敗を喫した。

 広島は交流戦が始まった2005年以降、リーグ戦再開初戦は5連勝中だったが、この日先発した大瀬良大地(28)が大誤算だった。5回途中で今季最多の7失点。3本塁打を浴びたエースが、ジンクスをブチ壊した。

 大瀬良はリーグ戦は5勝2敗と好調だったが、交流戦で失速。3試合で6発を浴び、1勝2敗と苦しんだ。原因は強打者の多いパ・リーグ相手だから、というわけではなさそうだ。

 佐々岡投手コーチに聞くと、こう言った。

「問題だったのは、この前(19日のロッテ戦で浴びた4本)の本塁打くらいでしたけど、悪い時はやっぱりフォームに問題がありました。体の開きが早く、ボールが見やすくなっていた。間が取れないと力任せにいく感じがあったし、速いボール(直球)とカット(ボール)に頼ってそればかりが主となる偏った点もあった。緩急を使いながら、あらゆる球種を駆使しないと、相手に外角を狙われる。インコースもしっかり攻めきれていなかった。よく言う『1、2、3』ではなく『1、2“の”3』で投げて、相手のタイミングを取りづらくしないと。キャッチボールから意識しないと悪いところが出てしまう」

 大黒柱がこれでは、広島はしばらく苦しい戦いを強いられそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…