エ軍大谷298日ぶり2発 本塁打量産の鍵は球審との良好関係
今季はフィリーズ・ハーパーによる球審への暴言を問題視した審判団がSNSで異例の批判を展開するなど、侮辱行為には厳しく対処する方針を打ち出しているだけに、なおさら審判の感情を逆なでしかねない。
メジャーを代表する安打製造機として一時代を築いたイチローも、審判への侮辱行為で退場を宣告された過去を持つ。
2009年9月のブルージェイズ戦で見逃し三振に倒れた際、ベース周辺をバットで示して「外れている」とアピール。バットでベースを指す行為は球審への最大の侮辱行為。メジャーではタブーとされているだけに、イチローは翌年の開幕からしばらくは、厳しい判定に悩まされた。
ストライク、ボールはビデオ判定の対象ではないため、抗議しても覆らない。例えば松井秀喜が打席に入る際、必ず球審に挨拶というか、ひと声かけていたのも審判を敵に回すことを危惧していたからだろう。大谷も審判の反感を買うことだけは避けた方がいい。